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パナシアの「脱硫技術」、欧州にも通じた
釜山地域の造船資機材会社㈱パナシアが、ギリシャの船社と750億ウォン台のスクラバー(Scrubber)の販売契約(写真)を成功させた。
スクラバーは、国際海事機関(IMO)が2020年から施行する硫黄酸化物の規制を避けるための技術であり、水を利用して船舶が噴き出す汚染された空気中の硫黄酸化物を浄化する設備である。
パナシアは8日、「去る5日、ギリシャのTMSグループの船社と船舶53隻に船舶用排気ガス脱硫装置であるスクラバーを設置する契約を締結した。
総契約金額は7200万ドル」と明らかにした。
ノルウェーの会社と競合終了
ギリシャの船社と750億の契約
53隻にスクラバーを設置することに
TMSグループはギリシャで二番目に大きいグループ船社であり、パナシアはノルウェーの世界的なスクラバー製造会社と競合を繰り広げたことが知られた。
規模も驚くべきレベルだが、スクラバーの技術が進んでいた北欧地域の会社と競って釜山地域の企業が受注を獲得したため、ギリシャ現地でも関心が集まった。
パナシアの李樹泰は、「世界各地の船社たちがパナシアのスクラバーを使用して製品の信頼性が高まり、生産的余裕も多く、納期が早いという点で高い評価を受けた」と話した。
パナシアは、スクラバーに対する問い合わせが増え、本社の施設を拡充するとともに、外部の業者と契約を結んで年間300基のスクラバー生産が可能なようにインフラを増大させた。
最近スクラバーがIMOの環境規制を避けるための最も現実的な選択肢として浮上し、パナシアの大型契約は当分続くものと予想される。
IMOの環境規制に基づいて、2020年からグローバル運航船舶は硫黄酸化物の排出量上限を現在の3.5%から0.5%に低減しなければならない。
このため、LNGなどのグリーン燃料推進船への交換、低硫黄燃料油使用などの代案が検討されているが、LNGはまだインフラが整っていない状況である。
また、低硫黄燃料油は最近国際原油価格が上昇し、スクラバーへの需要が増えている。
既に国内スクラバー会社の代表格であるパナシアは、2018年に13隻、2019年に55隻、2020年に7隻など、計75台のスクラバーを納入する契約を完了した状態だ。